臨済宗 弘宗寺跡(現妙政寺)

戦国時代に栄え、勝成備後入封の頃には廃寺となっていた大寺「永徳寺」跡に塔頭「韜光庵」が残っていました。勝成は韜光庵の観世音菩薩を本尊とする水野家菩提寺を建立しようと、暫く仮安置するために現妙政寺の地に弘宗寺を建立しました。水野家菩提寺は勝成が新たに建立した賢忠寺となります。寛文6年(1666)、弘宗寺の地には東町から水野家二代勝俊の一代限りの菩提寺妙政寺が移ることになり、弘宗寺は桜馬場(現在地)に移されます。


現妙政寺本堂(2022年8月)

弘宗寺跡(現妙政寺)
現妙政寺山門(2019年12月)

臨済宗 弘宗寺跡(現妙政寺)周辺地図